日本も肌寒くなってきた今日このごろと思います。
ハノイも日本でいうところの秋の気配とまでは言いませんが、20度前後の気温となってきました。
今回は肌寒さを吹き飛ばすような、夏の話題をお送りします!
日本の5月、6月というと、心地よい5月の清々しい晴天から、6月の梅雨という時期ですね。しかし、亜熱帯のここハノイでは、この時期が一年で最も暑い時期。それも半端な暑さではなく、40℃を超えることもあるという”厳しい暑さ”です。先日も40℃まで到達した日がありましたが、もうビニールハウスの中というような感じでしょうか。
5月から6月くらいの間に、こうした40℃くらいの酷暑のピークが、1週間程度ずつ数回来て、その後は、30℃から35℃くらいの気温が10月くらいまで続いていきます。5月に急に暑くなってピークを迎えるので、7月、8月、9月は、もう体が慣れる感覚もあったりします。それと、もう一つ特徴的なのは、日本の一日の最も暑い時間帯が14時頃であるのに対し、ハノイでは16時頃がピークである日も多いということでしょうか。これは緯度による太陽の位置なども影響しているのかもしれませんが、一日のピークが16時と遅いので、夜になっても全く気温が下がらず、夜もなかなかの不快指数の高さであると思います。
ただ、毎年過ごしていれば体は慣れるもので、この時期の酷暑の空気を感じると、「今年もハノイの夏が来た!」と、暑さとともに、懐かしさも感じるようにもなってくるので不思議なものです。最近は地球温暖化の影響で日本の夏も暑くなってきていますが、新型コロナウイルスが落ち着いて海外渡航ができるようになった暁には、この時期にしか感じることができない、ハノイの夏の暑さと空気をぜひ感じて頂ければと思います。