ベトナム北東部に位置するハイフォンは、活気あふれる港町であり、ダナンに次ぐベトナム5大都市*の1つです。首都ハノイから約100kmに位置し、経済・観光で有名な都市です。*ベトナム5大都市:ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントー

ハイフォンへの旅行で観光客が注意すべき点の 1 つは、気候です。地理的には熱帯モンスーン地域に位置しており、年間気温は最低でも 23 度、最高では 40 度にもなる北部特有の高温多湿な気候です。

まだ歴史の浅い街であるにもかかわらず、ハイフォンには洗練された商業都市としての表情と、地元の人々さえ知らない文化の美しさが見事に融合されています。私と一緒にこの美しい町を冒険しましょう!

首都ハノイから約100kmに位置するハイフォン

ハノイ駅から特急列車で約2時間かけて到着する『ハイフォン駅』は、1902年6月16日に開業し、フランス人によって建設された美しく歴史的な建築物であり、ハイフォンの主要な鉄道駅です。乗客だけでなく、ハノイ – ハイフォン間を結ぶ、重要な貨物輸送のルートにもなっています。

ハイフォン駅

駅から10分程歩くと、『ハイフォン・オペラハウス』に到着します。市内の中心に位置する芸術建築遺産です。19世紀末に建設されたこの劇場は、フランス – 中国 – ベトナムの文化交流の象徴であり、市の重要な文化的、政治的イベントを開催する場所です。劇場の建築はバロック様式を反映しており、柔らかい曲線と複雑な装飾パターンが特徴で、特に扉の上のヴィオリラ(弦楽器)の形象は音楽と芸術のシンボルです。劇場は芸術公演だけでなく、多くの記憶に残る歴史的イベントが開催された場所としても有名です。

ハイフォン・オペラハウス

多くの浮き沈みと歴史の変化を経て、ハイフォンの都市建築も現代的な方向に発展しており、時代の色を刻んだ既存の道路に混じって、新しく便利な道路や建物が次々と誕生しています。

ハイフォン市内の様子

そしてハイフォンを訪れたならば、ぜひ味わっていただきたいのが名物料理「バイン・ダー・クア」です。赤褐色のきし麺のような米粉麺をカニ出汁スープで食べる麺料理です。カニだけではなく魚のすり身や空心菜、オニオンチップなどがトッピングされたバイン・ダー・クアは、一口食べると口いっぱいに広がる濃厚な味わいが特徴です。

ハイフォンの名物料理:バイン・ダー・クア

歴史と文化、そして美味しい料理が織りなす魅力あふれるハイフォン。 ベトナム旅行の際には、ぜひその目で確かめてみてはいかがでしょうか。